ごめんなさい

「これまで色んなことがあったけど、その度に僕は君のことが好きなんだと改めて思った。楽しいことばっかりじゃない、辛いこともあるだろうし、ケンカもたくさんするかもしれないけど、最後は君と笑っていたいんだ。結婚しよう」

「ふふっ...」

「ちょっとくさかったかな?」

「ごめんなさい。今、階段を全力で駆け上がろうとしたら、手すりがポケットに入ってお腹ぶつけた友達のこと思い出しちゃった。ごめんなさい、プロポーズ中に」